【提案型営業】動画編集単価を上げる8つの試み【マーケティング力で勝負しよう】
動画編集を行っている皆さん、ディレクターにならなくても、動画編集単価を今の5倍取れれば、生活費を賄えてしまう、夢のような話だと思っていませんか?自分に付加価値を付ける方法、何か対策を立ててお客様に提案できているでしょうか?指示された通り、動画編集を仕上げて納品しても他者と比べて際立つにはもう少し知恵を絞りませんか?
今回するお話は今現在、動画編集を行っていて、自分の単価をあげたい人、今よりも収入をあげてライバルより稼げるようになりたい人、動画編集ディレクターにはなれないけど、自分一人で動画編集付加価値を付けて市場から支持されたい人、自分でユーチューブ運営をしていて、編集テクニックや作成スキルを上げたい人などに向けてお話しします。
勿論、自分のチャンネル登録者数を増やしたい人でも構いません。気軽に誰でも動画配信ができる時代、誰もが、中小から大手の企業までも、老若男女、有名人から一般の人まで可能性とチャンスに賭けています。素晴らしいことじゃないですか。しかし、圧倒的マジョリティーの参加は即ち、ライバルが多い、多すぎる、市場に埋もれるという可能性もあるわけです。
だってあなたの最大のライバルはどこの誰だがしっかりと把握しているでしょうか?友達でも、会社の同僚でも、知り合いの奥様でも、中学生の子供でも、引退して時間を持て余している高齢者でもありません。そうです、ズバリあなたの競合者はネットフリックスです。コンテンツを制作して世に配信する、人々の10分間から1時間を獲得できるのか?
ネットフリックスかぁ、と聞いて萎えてしまったあなた、大丈夫です。今後、日本は大量の高齢者の方がテレビ視聴からインターネット視聴へと流れてきます。5Gで通信速度が改善されればもっと視聴時間が伸びることは確実です。そして後数年後には世界のインターネット人口が激増するのです、つまり、発展途上国の人もネット環境が整い始めるのです。
意識するべきこと
シリーズ化する
まずは自分のコンテンツのシリーズ化を意識しましょう。続けているシリーズがあるのならば続けていくのです。そうするとそのシリーズ化されたコンテンツに魅力を持ってくれる視聴者が現れますから、そこでフックできます。成長過程をシリーズ化する、完成物をシリーズ化する、チュートリアルをシリーズ化するといった具合でしょうか。
質を上げる(編集技術)
次に取り組んで欲しいのが動画編集の質を上げることです。全体のデザインを自分で行っていたものをプロがデザインしたものに置き換えてみる。自分のセンスに自信がある方ならば良いのですが、自信がなければデザインはプロが制作したものを活用することが質の良い動画を仕上げる近道になります。デザインにお金を惜しんではいけません。
海外配信へ向けての支援する
日本は少子高齢化社会です。今も、そしてこれからも。ということは日本人向けに動画配信をしていても日本人全体のパイは小さくなる一方ですから、競争激化の中、多くの動画配信者とマーケットを奪い合うことになります。しかし、世界へ目を向けてください。発展途上国の人たちがネットへ進出してきます。動画視聴する人も激増するでしょう。
でも日本人むけのコンテンツが受けるのだろうか、と心配している方、在米30年以上の私の経験から言うと、日本に住んでいて、普通に生活している日本人の日常生活、もの凄く興味のあるコンテンツになり得ます。えっ、こんなことが、と思うようなことも海外から見ると新鮮なんです。お片付けシリーズの「こんまり」、億というお金を稼いでいるじゃないですか。
以上の3点を意識して、お客様に提案していくと他者と比べても際立った人材になれるのではないでしょか。付加価値のある動画を制作する、お客様のユーチューブチャンネルの登録者を自分のコンテンツ編集で激増させる、要はコンサルタントになって欲しいのです。時にお客様を励まし、時にお客様にダメ出しをし、真摯に対応する。
ではどういったことを具体的に提案していけば良いのか?今回8つにまとめてみました。全部できなくても構いません。アレンジしても良いですし、自分の得意なところを伸ばしていく。できそうなところからチャレンジしてみてください。提案していくうちに、ここには記載していない、あなた独自の強みを発見、提案できるようになるかもしれません。
8つの試み
1、オープニング、クロージング。お客様の動画に合わせてそれらを提供できる。デザインが難しいと言うあなた、デザインにケチってはいけません。プロがデザインしたものを積極的に利用しましょう。それだけで一気にあなたが施した動画の質がアップします。テンプレートも豊富に配布されています。検索力を発揮してください。
2、ティクトック、インスタリール。縦長動画を制しましょう。動画編集した後、それらのプラットフォームに流せるよう、動画を縦長にカスタマイズ、ダイジェストのような形にして、納品してください。きっと喜ばれるでしょう。15秒から60秒程度の長さですからそんなに労力を割かなくてもできるはず。ティクトックはダンス動画でけが主流ではありません。
3、BGMの選曲。音楽にこだわりましょう。一気に印象が変わります。サウンドデザインにもこだわりましょう。一気に雰囲気が変わります。無料で手に入るものから、有料のものまで、自分なりにリソースを分散、拡充していれば、この動画の雰囲気にはこれがいい、とか素早く判断できるようになるはずです。エピデミックサウンド、アートリストがお勧めです。
4、シネマティックな撮影支援。全ての動画をシネマティックにする必要はありませんが、編集していて気になった点などはお客様に伝えてあげましょう。ここにタイトル、画像などを持ってきたいので、動画を撮影するときに、このあたりにスペースがあると見栄えがよくなる、とか。シネマティックの場合はスローモーションでの撮影を含めてもらいましょう。
5、英語圏へ向けて配信支援、翻訳のコツ(外注するのもあり)。海外向け配信が流行ります。詳しくは次の投稿記事を参照してください。普通の日本人女の子のVlogがなぜ再生回数300万も達成しているのか、なぜ「NiziU」のコンテンツに海外からのファンが感謝のコメントをつけているのか。31ヶ国語でサブタイトルをつけて配信している日本人ママ。
6、双方向コミュニケーション、修正システム、「Frame.io」を活用する。顧客とコミュニケーション、取れていますか?伝えたいのに伝える方法がない。同じ動画を見て、修正箇所、方向性などのヒアリングができるとしたら・・・顧客に寄り添う姿勢、どのようなアドバイスが有効かも把握できます。英語でのサービスですが、できる方は挑戦してください。
Frame.io – Frame.io
7、5G時代へ向けての適応準備支援。3Dが流行る、360度画面動画が流行る、発展途上国の人が視聴する。日本国内なら高齢者向け動画、高齢者が何に興味を持っているのか(健康ほか)。海外視聴者が何に興味を持っているのか(日本の四季・春夏秋冬、自然・何々百選、食べ物・生活スタイル、安全性・清潔感)。
8、クライアントを励ます。強運の取り方、強運サイクルを回す方法を伝授したり、流行りそうなジャンルやトピックを教えてあげたり、音声収録マイクの大事さをアドバイスしたりなど。コツコツ動画撮影を続けていけるようにしてもらうことも大事です。クライアントが動画制作をやめてしまったらあなたの収入源の一つがなくなることですから。
5000円から30000円へ
もしあなたの現在の単価、動画一本における収入が5000円だとしたら、もっと上を目指せる可能性が残されています。二万円、二万五千円、三万円だって不可能ではありません。あなたに是非、動画編集を行ってもらいたい、あなたが提供するスタイルじゃないと嫌だ、などとクライアントから指名されるぐらいのことはモチベーションがあれば到達できる領域です。
一本三万円で受注できたら生活の質が向上します。時間に余裕ができ、更なるスキルアップへの時間投資などもできます。ディレクターにならなくても、自分だけの捌き具合でいくらでも収入の上限を変更できます。焦らなくても、自分主体で仕事を進めることができます。自分のブランドができ、自分の特色が把握できるようになります。
何かできそうなもの、発見できましたか?自分なりのペースで少しずつ向上していけば良いのです。焦らず、慌てず、諦めず。動画市場はまだまだ大きくなりますし、今後も存在し続けます。自分のスキルの付加価値をあげ、クライアントに寄り添うことができれば、充分ペイする職業となり得ます。動画編集にはまだまだ可能性があるのです。
ネットフリックスかぁ、と聞いて萎えてしまったあなた、大丈夫。今後、日本は大量の高齢者の方がテレビ視聴からインターネット視聴へと流れてきます。5Gで通信速度が改善されればもっと視聴時間が伸びることは確実です。そして後数年後には世界のインターネット人口が激増するのです、つまり、発展途上国の人もネット環境が整い始めるのです。