【収益拡大】新興国がインターネットに繋がる時期に備えよ【ユーチューバー海外展開戦略】
この方の動画、ご存知でしょうか?どこにでも居そうな普通の女の子のVlogです。でも再生回数なんと3百万回以上も。はぁ、って感じですけど実は仕掛けがあるんです。CCという右下のボタンを押すと出てくる出てくる翻訳されたクローズキャプションでの選択肢。何ヶ国語で配信しているのでしょうか、でもこれが3百万回以上も視聴回数を獲得している秘密。
コメント欄を拝見するとアラブ人からコメントがあったりして、ビックリ。もう世界中からアクセスがあるんです。タイトルをみると英語でタイトル付けがしてあります。このように何気ない日常を写したVlog、それも日本にある普通の日常風景なんですけど、多くの世界、特に新興国の人々にとっては新鮮なんでしょう。
まず女の子の日常というものが、清楚で、華やかで、女性的で、ということ自体、新興国の女性にとっては違和感でしかありません。そのような日常、日本に存在している普通の女の子の日常はとても珍しいものなんです。だから興味津々、日本という先進国で暮らす女の子の日常生活が視聴できる。しかも自国語でサブタイトルまでしてあるから内容もわかる。
これなんです、これからの世界の潮流は。これが後数年で起こり得ること、世界中でブロードバンドとまではいかないにしても遂に世界中で人々がインターネットで繋がります。新興国でもネット環境が整い始め、ネットショップもするであろうし、フリー素材の学習教材で勉強もするであろうし、GoogleもYouTubeもTwitterもFacebookも利用するようになるでしょう。
だとしたらユーチューバーの皆さん、世界に向けて配信しませんか?自分の台本を翻訳してYouTubeにアップするだけです。英語以外の言語でも可能、何ヶ国語載せようが無料で利用できます。世界には先進国日本での社会生活がどのようなものなのかに興味のある人が存在しています。そこで暮らす人はどんなことを考えて生活しているのか?
経済大国日本という国はどんな感じなんだろう?どのような生活手段を過ごしているのであろう?日本国内、日本人だけのマーケットに向けて配信しているユーチューバーの皆さん、チャンスはあるんです、日本の外に。5G環境が整い、少子高齢化社会に向けて配信するのもありです。でも世界に向けて配信するとマーケットの規模が違いますから。
まず視聴回数に桁違いのアクセス数が発生するであろうし、収益だって桁が一つも二つも違ってくる可能性だってあるのです。興味のある方は、このブログ投稿記事最初に載せたあの女の子の動画を考察するべきです。タイトルの付け方、テロップはどうしてるのか?テロップの部分にサブタイトルが来るのでどうするべきか?
次の動画は「NizuU」のメーキング動画なんですけど、CCクローズドキャプションをつけるとどういったものになるのか確認できると思います。右下にあるアイコン、CC、の部分をクリックすると英語サブタイトルが表示されます。日本語のテロップと被った形になるというのはこのようなことです。表示が変になるから嫌だという人もいるかもしれません。
でもコメント欄を見てください。多くのファン、それも世界中からコメントが寄せられています。英語でのサブタイトルを感謝しているものもたくさんあり、これを見るとファンは「NizuU」とコミュニケートしたいんだなぁ、というのがわかるし、運営側も多くのファンリアクションを世界中から得ることのメリットがあると思います。
CC、クローズドキャプションの付け方解説します
まず動画とは別に、クローズドキャプションをテキストファイルとして作成します。基本的には、字幕の表示タイミング (タイムコード) と文面を、時系列に記述するだけ。ファイル形式は、(.srt)または(.sbv)です。これを自身のユーチューブチャンネルへログインした後、「subtitles」と表記してあるところをクリック。
「ADD LANGUAGE」を押して自分が付け足したい言語を選択します。例えば、英語、フランス語、中国語、韓国語など。そのあと、「ADD」ボタンをクリック、準備しておいた.srtファイルか.sbvファイルをアップロード。これだけです。字幕はこの画面でマニュアルにタイプして作成することも可能です。英語ですがグーグルが出している案内リンクを載せておきます。
Add your own closed captions – Add your own closed captions
Supported subtitle and closed caption files – Supported subtitle and closed caption files
動画のクローズドキャプションの作りかた (YouTube の場合) – 動画クローズドキャプション
日本語での説明はこの方のページが参考になります。以上となります。いかがでしたか?尚、日本語から諸外国への翻訳はまず英語で始めるのがいいかと思います。日本語は基本的に主語が曖昧なため、翻訳する人の読解力にも影響してしまうのです。ですからベースとなる言語にまず英語を選んで翻訳、で、次に英語から様々な言語へ翻訳することをお勧めします。
翻訳はクラウドサービスで頼んでもいいですし、Google翻訳もかなり精度が高まっているので、英語文法がわかる方なら、翻訳をかけたあと、「Grammarly」のサービスを利用するなどして手直しをすれば簡単に行えるはずです。後、気をつけたいのがコメント欄にも翻訳された言語からの書き込みがあるのでそれらの対処も怠らずに。
翻訳するメリットはあるのか?
これは個々のチャンネル運営の方針によるでしょう。どの国を対象として発しているのか?日本国内だけであれば日本語だけで充分です。しかし、意外にもチャンスあるかも、と感じられるのであれば積極的にチャレンジしてみましょう。可能性は無限大です。インターネットの世界は基本、英語が主流ですから、大きなマーケットへアクセスできるのです。
最後のもう一つ参考になりそうなチャンネルを載せておきます。「Kimono Mom」という方のチャンネル、基本タイトルは英語、話している言語は日本語、サブタイトルはなんと31ヶ国語に翻訳されています。英語、アラビア語、デンマーク語、中国語、オランダ語、ギリシャ語、タイ語、ベトナム語、ペルシャ語、フランス語、韓国語、と凄くないですか?
コメント欄を覗いてみるとまぁ色々と書き込まれていること、日本語を見つけるのが難しいぐらい。どうですか?これが可能性なんです。お母さんとお子さんの会話は日本語、そこへサブタイトルで様々な言語を捕捉する、日本に興味のある人でも理解できる仕掛けの出来上がり。チャンネル登録者数、日本語だけで配信していたらこの数字は難しかったかもしれません。
これなんです、これからの世界の潮流は。これが後数年で起こり得ること、世界中でブロードバンドとまではいかないにしても遂に世界中で人々がインターネットで繋がります。新興国でもネット環境が整い始め、ネットショップもするであろうし、フリー素材の学習教材で勉強もするであろうし、GoogleもYouTubeもTwitterもFacebookも利用するようになるでしょう。