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【 オワコンを超えて 】アメリカで社会インフラ化するユーチューブの未来【 ユーチューブ収益化戦略 】

【 オワコンを超えて 】アメリカで社会インフラ化するユーチューブの未来【 ユーチューブ収益化戦略 】

「ユーチューブはもはやオワコン」という声が聞こえてきます。しかし、実際にはこの動画プラットフォームは、アメリカで社会の基盤としての地位を確立しつつあります。テクノロジーの進化と共に、ユーチューブは単なる娯楽の場を超え、教育、ビジネス、そして社会交流のインフラとなりつつあります。本記事では、ユーチューブの経営戦略とその進化の過程を追い、その未来について考察します。ユーチューブはオワコンではありません!

UEFA Euro 2024 、Copa América 2024、パリ五輪

2024年、この夏、久しぶりのスポーツ祭典が重なった時期でした。4年に一度開催されるUEFA Euro 、Copa América、夏季五輪、4年前は世界中がコロナ禍で、人々の密集は避けられ得る傾向にありましたから、8年ぶりのスポーツ祭典ということに。私は急いでインターネットで見れないか調べ、どうやらYouTube TVなるものを発見。課金したのです!

夏の3ヶ月使用、特別割引ということで6月、7月、8月中旬までの契約で月50ドルちょっと。どうせ夏のオリンピックが終われば、TVは必要なしということで、解約すれば良い。最初の3ヶ月以降は月70ドルちょっとに跳ね上がるので、昔契約していたケーブルと似たような金額設定です。結果から言うと、この3ヶ月、充分にスポーツ祭典を楽しむことができました。

ケーブルテレビのボックスは要らない

で、気がついたんですけど、今後もきっとこのような場面があるだろう。例えば、UFFA ワールドカップとか、サッカー日本代表アジア大会、などは4年に一度行われるのでその都度、YouTube TVにお世話になれば良い。ケーブル契約だとテレビに繋ぐケーブルボックスを一々取りに行く必要があるので結構面倒くさい。ネット契約ならば、この手間を省ける。

YouTube TVは提供している内容は殆ど、ケーブルテレビと一緒だったんです。ローカルのテレビ番組から、スポーツ番組、ニュース番組、映画とか、ドラマ、ドキュメンタリーなど、ケーブルテレビとほぼ同じ。映画専門チャンネルとかを追加したければ、その都度追加料金を課金すればいいだけ。となると、もうYouTube TVで良いじゃないですか?!

ここで気がついたんですけど、もうYouTube TVはケーブルテレビの代わりを十分果たしている、存在感を増して、社会のインフラになるだろうということです。アメリカ国内においてケーブルテレビというインフラ、情報インフラをインターネット経由で提供するという社会インフラのアップグレード。YouTube TVは全米各地のケーブルテレビを破壊していくでしょう。

そうなんです、もはやユーチューブはオワコンではなく、社会の大事な情報インフラとして存在し続けるでしょう。テレビ時代の終わり、ということは、つまりテレビがインターネット配信と統合していくことを表しているのです。これは凄いことで、大企業だけが提供できていた情報と同じプラットフォームに個人が参戦している。同じ土俵なんです。

コンテンツ大量消費社会へ

凄いことなんです、情報もそのプラットフォームに流れますが、同時に大きなお金、広告マネーなども動く、そして、企業にも、個人にも、その恩恵を受けるチャンスが転がっている。本当に凄い時代で、大量のコンテンツが提供され、テレビ番組より、視聴者の関心を集めている個人は沢山、存在しているんです。そこへ今後はAIがコンテンツを作成し始める。

実写から架空のものまで何でも生成できるようになりますから。拡張現実で、バーチャル世界空間で、様々なコンテンツが提供されていくでしょう。AIは全てのニーズに答えることができるようになると予想されるため、もうなんでもありの世界になる気がしています。とりあえず、ポルノの世界でテクノロジーの恩恵を受けたコンテンツは誕生してくるはずです。

ローカライズされて世界中のテレビ視聴可能に

で、その後は、世界中が共通のプラットフォームになり、言語の壁はなくなり、世界のどこでも必要なコンテンツを届けられるようになるだろうし、大量のコンテンツを消費できるようにもなるでしょう。オリンピックでいったら、アメリカに住んでいる限り、アメリカ人が活躍している競技だけしか視聴できなかったことなんて、昔のことになるでしょう。

YouTube TVはローカライズされていき、日本のテレビ番組視聴も、世界どこへいても楽しめる時代がやってきます。TVerもYouTube TVが提供する一つのプログラムになると思います。日本のテレビ局、各国のテレビ局は、抱えているお宝映像のアーカイブをコミュニティー限定で流すようになるでしょう。昔の思い出の映像、見たくありませんか?

スポーツだったり、お笑いだったり、ドラマだったり、日本のテレビ局は大量の魅力あるコンテンツを抱えているのに、それを上手くマネタイズできていません。少子高齢化社会、大量のお年寄りに向けて昔の懐かしいコンテンツを提供する。ジャイアンツが強かった時代、金曜ドラマが流行っていた時代、歌謡歌番組、お笑いコンテンツ。ニーズあるでしょ?

時代はAR・VRグラスでコンテンツを消費する方向へ

ユーチューブは、コンテンツを提供するだけのプラットフォームから、アメリカ社会の不可欠なインフラへと進化を遂げています。その背景には、ユーザーのニーズに応じた柔軟な経営戦略と、時代の変化に適応する力があります。今後もユーチューブは、その影響力を拡大し続けるでしょう。ユーチューブの未来は、私たちの生活にどのような変化をもたらすのか、その進化を見守りましょう。

10年後、コンピューター画面や、テレビ画面で、大量のコンテンツを消費している時代は終わっているかもしれません。例えば、アップルのVision Proは今後、小さく軽量になっていくことは予測できる可能性ですから、それを一人ひとりがスマホでSNSに没頭するように、スマートグラスで時間を費やすようになっているかもしれません。

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